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プレスリリース

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米国本社プレスリリース

この資料の原文は、米国エドワーズライフサイエンス社が日に発表した英語の報道資料です。以下の翻訳は、日本の報道機関向けに参考として提供するものです。本資料の内容・解釈については、英語版の原文を参照してください。また、文中には日本では未承認、または適応外使用となる製品についての記述が含まれることがあります。

英語版は http://www.edwards.com/newsroom/press-releases からご覧ください。


米エドワーズライフサイエンス社、2020年第1四半期の業績を発表

カリフォルニア州アーバイン、2020年4月23日 — 構造的心疾患とクリティカルケアモニタリングに関する患者さんのためのイノベーションを世界的にリードするエドワーズライフサイエンス社(NYSE:EW)は本日、2020年3月31日までの第1四半期の業績発表を行いました。

第1四半期の業績と今後の見通し

・売上高は約14%増の11億ドル
・経カテーテル大動脈弁治療(TAVI)部門の売上高は24%増、実質ベース1では25%増
・一株当たり利益(EPS)は1.47ドル、調整後1EPSは14%増の1.51ドル
・第1四半期末までの数週間で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が売上高に大きく影響
・新型コロナの影響により、売上高・一株当たり利益の2020年通年見込を大幅に下方修正

会長兼CEOのマイケル・A・ムサレムは以下のように述べています。
「新型コロナウイルスに伴う異例の事態を克服するために世界各地の当社社員14,000人が取っている臨機応変な対応を高く評価したいと思います。そして、このような困難な時期にもかかわらず、患者さんへの医療サービスに絶え間なくご尽力くださっている当社パートナーの臨床医の先生方と世界中の医療従事者の皆様に対し、エドワーズ全社員を代表して深く感謝の意を表したいと思います。皆様の強力なリーダーシップと、患者さんの治療に取り組んでくださる勇気ある姿勢に感謝するとともに、この世界的医療危機に対する皆様の取り組みを支援できるよう私たちも力を注いで参ります。」

2020年第1四半期の業績

2020年3月31日までの第1四半期の売上高は11億ドルで、報告ベース・実質ベースともに前年同期比14%増となりました。当四半期の希薄化後一株当たり利益は1.47ドル、調整後一株当たり利益は14%増の1.51ドルでした。

経カテーテル大動脈弁治療(TAVI)

当四半期のTAVI部門の全世界合計の売上高は7億4,200万ドルで、前年同期比約24%増、実質ベースで25%増となりました。3月上旬までは前年第4四半期と同様の売上成長率を示していましたが、新型コロナの破壊的影響により四半期末までの数週間で手術実施件数が減少し、その結果、当四半期のTAVI全世界売上高にも著しい影響が生じました。世界全体の平均販売価格は安定していました。

経カテーテル僧帽弁・三尖弁治療(TMTT)

第1四半期のTMTT部門の売上高は1,000万ドルでした。欧州でPASCAL僧帽弁システムの採用が加速したことにより、販売面では大きな勢いがつきました。TMTTの売上高は計画どおりの水準で推移していましたが、新型コロナの影響により、四半期末までの数週間で売上が急落してしまいました。
エドワーズは、僧帽弁・三尖弁疾患の患者さんのための治療を変革すべく、様々な革新的治療法の開発に取り組んでおり、裏付けとなる臨床エビデンスも増加し続けています。今後もこれらの治療法全般にわたって経験を積み、意義ある進歩を重ねていきたいと考えています。次回のEuroPCR 医学会議において、PASCALシステム、CardiobandおよびEVOQUE三尖弁置換システムに関する最新情報を発表する予定ですので、投資家の皆様はご期待ください。

サージカルおよびクリティカルケア

当四半期のサージカル製品の売上高は1億9,300万ドルで、前年同期比10%減、実質ベースでは9%減となりました。TAVIの採用が急速に進んだ結果、米国で昨年第4四半期に大動脈弁外科手術に対する逆風が吹き、それが予想通り今年第1四半期も続きましたが、INSPIRISの採用が続いたことで一部相殺されました。3月末までの数週間で、新型コロナに関連してこの分野の手術件数が急速に減少しました。
クリティカルケアの当四半期売上高は1億8,300万ドルで、前年同期比4%増、実質ベースでは1%増でした。新型コロナの世界的蔓延拡大に伴って、当社製の集中治療室用ディスポーサブル血圧モニタリングキットへの需要が高まったことが売上増の要因になりました。

その他の財務業績

当四半期の調整後売上総利益率は前年同期と変わらず、76.7%となりました。製品構成の改善効果によるプラスの影響が生じましたが、為替ヘッジ差益の減少と欧州医療機器新規制への対応費用により相殺され、上記の数字になりました。

当四半期の販売費および一般管理費は10%増の3億800万ドルでした。米国のTAVI部門および欧州のTMTT部門の臨床現場担当人員を拡充したことが費用増の要因になりました。

第1四半期の研究開発費は9%増の1億8,700万ドル(対売上高比16.6%)となりました。費用増の主な原因は、経カテーテル僧帽弁・三尖弁治療への継続的投資によるものです。

第1四半期のフリーキャッシュフローは1億2,500万ドルでした。この金額は、営業活動によるキャッシュフロー(2億700万ドル)から設備投資費(8,200万ドル)を差し引いたものです。

2020年3月31日現在の現金、現金等価物および短期投資の合計は10億ドルでした。負債総額は5億9,500万ドルでした。当社は第1四半期に株式300万株を6億1,500万ドルで購入しました。

今後の見通し

新型コロナの状況が今後のどのように進展し、エドワーズの治療法を利用する医療機関にどの程度の混乱をもたらすのかを正確に予測するのは困難です。その結果次第で、当社の2020年の通年の売上や利益も様々に変化することが考えられます。当社の想定では、売上に対する新型コロナの影響が最も深刻化するのは第2四半期と予想しています。その後、第3四半期から徐々に売上が回復に転じ、第4四半期には年初に計画した売上水準に近くなってくると予想しています。
2020年全体の売上見通しについては、前回発表時は46億~50億ドルとしていましたが、現在は40億~45億ドルの範囲と予想しています。通年の調整後一株当たり利益は、前回発表の6.15~6.40ドルに対し、現在は4.75~5.25ドルと予想しています。2020年第2四半期の全社売上高は7億~9億ドルの範囲と予想しています。
ムサレムは次のように述べています。「構造的心疾患の患者さんにとって現在は非常に困難な時期です。新型コロナウイルスによるリスクと、進行性の心臓弁膜症による深刻な影響を比較検討しなければならないからです。私たちは。今年生じた類まれな混乱に直面している医療従事者の皆様との連携を今後も積極的に続けていくつもりです。私たちを必要としておられる患者さんが今もまだ多くいらっしゃいます。患者さんを中心に据えた当社の長期的な経営戦略と技術革新パイプラインに私たちは自信を持っています。」

お問い合わせ

メディア向け連絡先

Amy Hytowitz
(VP, Global Communications)

日本法人 広報部
03-6895-0301 (大代表)