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プレスリリース

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米国本社プレスリリース

この資料の原文は、米国エドワーズライフサイエンス社が日に発表した英語の報道資料です。以下の翻訳は、日本の報道機関向けに参考として提供するものです。本資料の内容・解釈については、英語版の原文を参照してください。また、文中には日本では未承認、または適応外使用となる製品についての記述が含まれることがあります。

英語版は http://www.edwards.com/newsroom/press-releases からご覧ください。


米エドワーズライフサイエンス社、2020年第3四半期の業績を発表

カリフォルニア州アーバイン、2020年10月21日 — エドワーズライフサイエンス社(NYSE:EW)は本日、2020年9月30日を期末日とする第3四半期の業績発表を行いました。

第3四半期のハイライトと今後の見通し

・売上高は4%増の11億ドル(第4四半期の売上成長率も実質ベースでほぼ同様になる見込)
・TAVIの売上高は6%増
・一株当たり利益は0.52ドル、調整後一株当たり利益は9%増の0.51ドル
・TMTT分野の臨床試験被験者登録がコロナ前の水準に回復
・2020年通年の調整後一株当たり利益見込は前回発表の1.75~1.95ドルを上方修正し、1.85~1.95ドルの範囲と予想
・2021年はTAVRの売上成長率が2桁台に回復する見込

エドワーズライフサイエンス社会長兼CEOのマイケル・A・ムサレムは次のように述べています。
「当社の社員たちは、この困難な状況下でも患者さんへのサービス提供に熱意を持って取り組んでおり、私はそのことを非常に誇りに思っています。臨床現場には当社を頼りにしてくださる献身的な先生方が多数おられますので、当社のサプライチェーンや営業部門はこうした先生方へのサポートを継続してきました。第3四半期も新型コロナウイルスの世界的感染拡大が続きましたが、そのような時期に予想を上回る業績をご報告できることを嬉しく思います。」

2020年第3四半期の業績

2020年9月30日を期末日とする第3四半期の売上高は11億ドルで、報告ベース・実質ベースともに前年同期比4%の増加となりました。当四半期の希薄化後一株当たり利益は0.52ドル、調整後一株当たり利益は9%増の0.51ドルでした。

経カテーテル大動脈弁治療(TAVI)

当四半期のTAVI部門の全世界合計の売上高は7億4,500万ドルで、前年同期比6%増となりました。売上増の要因は、当社のSAPIEN生体弁プラットフォームの採用が続いたことと、当社システムを使用して治療を受ける新規診断患者さんが増えた結果、治療件数が増加したことです。世界全域で当社の治療法が採用されていますが、特に欧州で顕著な伸びが見られました。

ムサレムは次のように述べています。「当社が観察した限りでは、世界中のほぼすべての病院が、新型コロナの患者さんも治療しつつ、大動脈弁狭窄症の治療を必要としている患者さんにも安全に治療を提供できると判断しています。」

経カテーテル僧帽弁・三尖弁治療(TMTT)

TMTTの分野には、満たされていない患者さんのニーズが多く存在し、大きな成長の可能性があると当社は以前から考えています。当社では、価値創造要因(バリュードライバー)主要3項目の推進に力を注いでおり、これらが成功度を測る最大の指標でもあると考えています。3項目とは、「他社と差別化できる治療法ポートフォリオを持つこと」、「実際の臨床現場で良好なアウトカムを得ること」、「綿密な主試験を実施し、その結果として、最終的に治療法の承認と採用につなげていくこと」です。

第3四半期に当社は欧州の新センターの稼働を再開し、手術件数も増加しました。その結果、TMTT部門の世界合計の四半期売上高は1,200万ドルとなりました。当社は引き続き欧州でPASCALの製品化を進めており、医師の先生方へのトレーニング、治療の成功、患者さんのアウトカム向上に力を注いでいます。TMTT分野では主試験5件を現在進めています。最初の臨床主試験の結果が出るまでには数四半期の遅れが生じる可能性がありますが、被験者登録数はコロナ前の水準にまで回復しています。

ムサレムは次のように述べています。「TMTT分野には今後も多大な事業機会が存在し、2025年までに世界の市場規模が30億ドルに達すると当社は予想しています。そのような長期的機会があることに改めて自信を感じるとともに、治療を必要としている多くの患者さん方に様々な解決策をぜひご提供していきたいと考えています。」

サージカルおよびクリティカルケア

当四半期のサージカル製品の売上高は2億300万ドルで、前年同期とほぼ同水準になりました。第3四半期には心臓弁膜症外科手術を希望する患者さんが増え、医療機関側も外科患者さんの流れを管理する能力が向上しました。多くの医療機関で心臓外科手術の優先化が続いていることも手術件数回復に寄与しました。

クリティカルケアの当四半期売上高は1億8,100万ドルで、前年同期とほぼ同水準になりました。当社の心臓外科用製品に対する需要が堅調に推移しましたが、新型コロナの影響で待機的手術に遅れが生じたことで相殺されました。欧州で集中治療室(ICU)の能力拡張に関連する単発の大口受注があり、その結果、ICU用TruWaveディスポーサブル血圧モニタリングデバイスの売上が増加しました。

その他の財務業績

当四半期の調整後売上総利益率は前年同期の75.9%から減少し、75.5%となりました。外国為替による負の影響と新型コロナ対応に関連するコスト増が利益率減少の主な原因になりましたが、生産効率改善の効果で一部相殺されました。

第3四半期の販売費および一般管理費は、前年同期の3億600万ドルからほぼ横這いの3億700万ドル(対売上高比26.9%)となりました。欧州のTMTT営業部門拡大などにより、経カテーテル構造的心疾患治療分野の人件費が増加しましたが、新型コロナに伴う支出減によって相殺され、結果として前年同期とほぼ同水準の費用支出額になりました。

第3四半期の研究開発費は前年同期の1億9,500万ドルからほぼ横這いの1億9,600万ドル(対売上高比17.1%)となりました。経カテーテル僧帽弁置換術の臨床試験投資額が増加しましたが、TAVI部門の臨床試験費用低下と新型コロナに伴う支出減によって一部相殺され、結果として前年同期とほぼ同水準の費用支出額になりました。

第3四半期のフリーキャッシュフローは1億1,300万ドルでした。この金額は、営業活動によるキャッシュフロー(2億1,600万ドル)から設備投資費(1億300万ドル)を差し引いたものです。

2020年9月30日現在の現金および投資の合計は19億ドルでした。負債総額は5億9,500万ドルでした。

今後の見通し

2020年第4四半期の前年同期比の売上成長率は実質ベースで第3四半期とほぼ同様になると予想しています。2020年通年の調整後一株当たり利益見込は、前回発表の1.75~1.95ドルの下限値を上方修正し、現在は1.85~1.95ドルの範囲と予想しています。 2021年の見通しについては、現時点ではまだ予測作業の初期段階ですが、TAVIの売上成長率が2桁台に回復すると見ており、TMTTの売上高は2020年から倍増を目指しています。

ムサレムは次のように述べています。「エドワーズは重要な医療インフラストラクチャの一員として献身的な働きをしています。当社の社員たちは、機動力、才覚、熱意を発揮して、患者さんのために重要な仕事を続けています。今日は、患者さんを最優先する姿勢が過去のどのような時代よりも重要になっています。私は、当社の素晴らしい社員たちやパートナーの皆様に感謝しております。将来についても楽観しており、今後も革新的な技術を世界中の患者さんに提供し続けられると考えています。」

お問い合わせ

メディア向け連絡先

Amy Hytowitz
(VP, Global Communications)

日本法人 広報部
03-6895-0301 (大代表)