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プレスリリース

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血行動態モニター「ヘモスフィア」の新機能追加バージョンを発売、患者さんの治療方針決定のために必要な情報に応じて、1台で複数のデバイスが接続可能に

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心臓弁膜症や血行動態*モニタリングを中心とした医療技術を提供するメーカーの日本法人、エドワーズライフサイエンス株式会社(東京都新宿区、代表取締役会長:ケイミン・ワング、以下エドワーズ)はこのほど、患者さんの血行動態を監視するために使用されるモニター「ヘモスフィア」の新機能追加バージョンを発売しました。これまでは別のモニターが必要だった、低侵襲で連続心拍出量**を測定できる「フロートラック センサー」も新たに接続可能になります。複数の機器を「ヘモスフィア」のプラットフォームに接続できることで、様々な血行動態の指標をわかりやすく表示し、患者さんの状態やニーズに応じて治療方針を最適化するための情報を医師に提供します。
*血行動態とは、心臓から送り出される血液量や血液を循環させる心臓、血管の状態を指します。ページ下部参照。
**心拍出量とは、心臓が送り出す血液の量。麻酔中に患者さんの循環血液量を管理する「循環管理」の重要な指標のひとつ。

Hemophere (1)

新機能追加バージョンのヘモスフィアで可能なこと

・ 日本で主要な連続的心拍出量モニタリングデバイスとして使用されている*2つを含む、4つのデバイスと接続可能。また接続の切り替えも、モジュールの選択とタッチパネルによるシンプルな操作で実現。
*出典:矢野経済研究所、および「医療機器・用品年鑑2018年版(30版・全3巻)No,1市場分析編」アールアンドデイ
・ 各指標はターゲットの範囲内・注意・警告、のいずれの段階にあるかが色別で表示され、医療従事者が、より直観的・視覚的に患者状態を把握できるため、迅速な治療方針決定のサポートとなる。
・ バッテリーによる稼働が可能なため、患者搬入時や緊急時、院内移動時など、電源が確保できないような様々な場面においても、患者さんの血圧や心拍出量のモニタリングが実施できる。

Hemosphere (2)

血行動態モニタリングの意義

血行動態モニタリングとは、患者さんの心臓の動きや心臓が送り出す血液の量や流れの状態を監視することです。そして血行動態モニタリングが特に重要な役割を担うのは、麻酔(手術)や救急・集中治療室での治療のタイミングです。
人体は酸素が欠乏すると数分で影響が表れ、生命維持に影響します。そのため血液を通じて各臓器へ十分な量の酸素供給を維持することが不可欠です。特に手術中は麻酔薬の影響や出血など、様々な要因で患者さんの血液量や血液の流れは刻一刻と変化します。
そのため医師は様々なデバイスを使用して患者さんの血行動態を継続的に監視し、患者さんの臓器や組織に十分な血液と酸素が送られているかを評価しています。そして患者さんの状態変化や問題に速やかに気づき、迅速に治療方針を決定します。そうすることで、患者さんの各臓器の機能低下などを未然に防ぎ、また改善させるための治療介入を行うことが可能になります。
このように手術中は治療部位だけではなく、患者さんの全身の状態をモニタリングすることで、患者さんの生命を維持し、手術の後もより速やかに回復できるよう、配慮されています。

ヘモスフィアに接続可能な機器について

・ フロートラック センサー(新たに接続可能に)
心臓手術以外でリスクの高い手術や低侵襲での心臓手術、および救急・集中治療領域において、連続的心拍出量を測定します。患者さんに既に留置されている、動脈留置カテーテルに接続して使用します。
・ スワンガンツカテーテル
主に心臓手術や重症の心疾患を抱えた患者さんの治療において、連続的心拍出量を測定します。カテーテルは血流に沿って心臓の中を通り、尖端を肺動脈まで挿入して使用します。
・ エドワーズオキシメトリーCVカテーテル
全身への血液循環、組織への酸素供給と酸素消費をリアルタイムにモニタリングするために使用します。患者さんの首の静脈から挿入して使用します。
・ CVオキシメトリーカテーテル・ペディアサット
上記エドワーズオキシメトリーCVカテーテルの小児用です。

販売名(承認/認証番号) フロートラック センサー(21700BZY00348)、スワンガンツ・サーモダイリューション・カテーテル(CCO/CEDV)(22800BZX00144)、エドワーズオキシメトリーCVカテーテル(22800BZX00169)、CVオキシメトリーカテーテル・ペディアサット(22800BZX00195)。

お問い合わせ

メディア向け連絡先

Amy Hytowitz
(VP, Global Communications)

日本法人 広報部
03-6895-0301 (大代表)