カリフォルニア州アーバイン、2010年1月25日‐人工心臓弁技術と血行動態モニタリングの世界的リーダーであるエドワーズライフサイエンス社(NYSE: EW)は、Project Odysseyと呼ばれる新しい低侵襲の外科用大動脈弁を使用した欧州で初の症例を行い、臨床試験を開始しました。人工心臓弁に関するエドワーズの専門性と革新的なデリバリー技術との組み合わせは、外科医と患者さんの双方にとって弁膜症手術をより良くするという当社の戦略を反映しています。当社は、心臓弁置換と弁形成に用いる全ての製品について、今週、フォートローダデールで開催される第46回胸部外科学会(STS)で発表する予定です。
今回の初症例を成功させたチームを率いるProf. Axel Haverich, M.D.は以下のように語っています。
「臨床試験の対象となっているOdyssey大動脈弁は、外科医が従来の縫合法を行う必要がなく、証明された耐久性と優れた血行動態をもつ生体弁を迅速に留置できるよう開発されています。 経心尖大動脈弁置換術を適用するほどリスクが高くないものの、より侵襲性の低い治療法を求める患者さんにとって大きな一歩となります。」Prof. Haverichは、ドイツのHannover Medical School心血管移植部長で、弁置換術に関する製品とサービスの研究開発において、エドワーズライフサイエンスに有償コンサルティングサービスを提供しています。
Project Odysseyは、Carpentier-Edwards PERIMOUNT Magna Easeのデザインを利用しています。また、革新的なデリバリー・アタッチメントシステムが新しい人工心臓弁のプラットフォームを形成します。このデザインによって手術時間が短縮され、人工心肺への接続時間も短くなり、切開部も小さくすることができます。Project Odysseyの臨床試験「TRITON」では、現在欧州の複数の施設で被験者の登録を積極的に行っています。
「Project Odysseyは卓越した開発です。大動脈弁の低侵襲な治療オプションが広がることで当社は大きく前進できます。市場をリードする当社の生体弁の主な特長と、経カテーテル弁置換プログラムから得た知識を組み合わせることで、弁置換を受ける患者さんとその執刀医の満足のいく製品を作っています。」と、エドワーズライフサイエンス社弁膜症治療製品担当バイスプレジデント、Donald E. Bobo, Jr.は語っています。
STSにおいて、当社は、僧帽弁形成術に用いるカーペンターエドワーズフィジオリングIIと併用する、新しい低侵襲的な付属品を紹介し、さらに、1月25日のイブニング・シンポジウム「Managing the Complexity of Aortic Valve Disease: Leading Approaches and Perspectives」にて大動脈弁置換術の手技についてのエデュケーションを行います。また、Heart Hospital Baylor Plano(テキサス州プラノ)のWilliam Ryan, M.D.が大動脈弁置換のための低侵襲的アプローチについて講義を行い、Quebec Heart & Lung Institute(カナダ・ケベック州)のDaniel Doyle, M.D.がEdwards SAPIEN弁とAscendra経心尖デリバリーシステムを使用した経カテーテル大動脈弁置換術の最新結果について講義する予定です。
STSでのエドワーズライフサイエンスのブース#908には生体弁と弁形成術製品、手術に用いる製品のデモンストレーション、並びにEdwards SAPIEN経カテーテル大動脈弁を中心としたシミュレータが用意されます。Edwards SAPIEN弁は欧州での販売が承認されています。米国では臨床試験のデバイスとしてPARTNER臨床試験が行われています。